◆要介護高齢者と食事
表の通り、要介護高齢者は食事に高い関心を示しています。
この事から、きちんと食事が出来るように口腔機能の維持・回復、
食後のケアが重要である事が伺えます。
◆定期的な口腔ケアの導入をご案内しています
介護施設での口腔ケア実施率が低い理由として、
口腔ケアの認識度が低い事や、他のケアの実施状況に左右される事に加え、
情報伝達・共有といった、ネットワークの整備が遅れている事があげられます。
口腔ケアが効果的に実施される為には、 介護職員と歯科医師・歯科衛生士との
協力体制構築が最も重要だと言えます。
また、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護療養型医療施設には
平成21年4月に新設された「口腔機能維持管理加算」の導入にも協力しております。
歯科医師の診断、口腔内状況、必要な処置等を
ケアマネージャーの方が管理しやすいよう、文書にてお届けします。
また治療内容・状況を随時書面にて患者様、ケアマネージャーの方に報告します。
ケアプラン作成等にご利用ください。
介護職員の方に口腔衛生の管理方法や入れ歯の手入れ等の講習会開催等にも協力します。
◆ご存知ですか?口腔機能維持管理加算
特養・老健・療養病床において、歯科医師または歯科医師の指示を受けた衛生士が、
施設の介護職員対して、入所者の口腔ケアに係る技術的助言
および指導等を実施された場合に 算定が可能になります。
施設として計画化された方針があり、指導が行われておれば、
全員に加算算定できる体制加算です。
(月1回30単位×入所人数)
(例)100人入所施設で年額36万円(30単位×入所者数×12ヶ月)
計画に盛り込むべき内容も具体的に示されており(老企40号)、簡単に導入出来ます。